千駄ヶ谷のパワースポット「鳩森八幡神社」前の五叉路から、代々木方面へ向かう道。「BiRd & rUbY」をはじめ、たくさんのおいしいお店が並ぶ千駄ヶ谷のグルメストリート。その道で一番ギラついているのが、こちらの「and C」。Cのネオンを朝もはよから輝かせ、平日は8時にギラギラオープン。
おしごとカフェ
このカフェの一番の特徴は、なんといっても電源&wifi完備、心地のいい椅子とテーブル。つまり長居に向いていること。カフェ激戦区のこの街に、意外となかったジャンル。おしゃれでおいしいカフェは数あれど、落ち着いてデスクワークができるカフェは実は少なかったなと。ただ席数が少ないので、申し訳ない気持ちにどれだけ打ち勝てるか、という自分との戦いになります。
平日の午後に行くと、わりといつも満席。とはいえテーブル席が4つだけなのですぐに埋まってしまうのだけど。ガラス張りなので外から空き状況をチェック。満席の時はじっと見つめて圧をかけたり、かけられたり。笑
渋谷生まれのコーヒー
使っている豆はすべて、渋谷区内のロースタリーで焙煎されたもの。中には気になっていた代々木公園のロースタリーカフェ「ROSTRO」の名前もあってワクワク。ハンドドリップをオーダーすると浅煎り、中煎り、深煎りから選べて、丁寧に淹れてくれます。豆だけ買うことも可能。
カフェラテ ¥400
とはいえラテに使っている豆は売っているものとは違う「極深煎り」だそうで。この、極道みたいな響き。志麻姉さんがチラつく。どんだけ苦いか覚悟決めてみたけど、まさかのミルクが際立つ甘みラテ。極深っぷりは、香ばしさに表れております。フォームがなめらかで、するりさらりな舌ざわり。
エスプレッソのスコーン ¥250
長居のお供にスコーンを。しっとり軽め系です。オーブンでしっかり温めてくれます。若干、底を焦がした疑惑があるけど、エスプレッソの香ばしさが引き立ってむしろいい?ちなみにこちらのカフェで人気のスウィーツはプリン。面白いくらい、まわりみんな食べてます。わたくしはやっぱり、コーヒーのお供にはヤキが入ったものでないと。(極道モード)
TOTAL ¥550
セット割引で-¥100。やっぱりセット価格があるカフェはそれだけで好きになっちゃう(軽)。ちなみにコーヒーのおかわりも¥100引き。
すらり看板息子
背が高くてすらっとした、笑顔が素敵なお兄さんがいます。どんなお客さんにも親切、丁寧、さわやか。そんな看板息子の人気が幅広いのか、お客さんの年齢層が本当に広い。おばあちゃんからアパレル系のド派手男子まで。
わたしのカフェ
オープンは2020年7月と、わりと新しめ。ダガヤサンドウエリアでは「CIBI」と同期です。駅近で、施工段階からわくわく感が高まっていた「CIBI」に対して、こちら「and C」はかなりおとなしいオープンだった記憶。むしろオープンしてしばらくしてから存在に気づいたほど。
この界隈のカフェではなんだか少し異質な雰囲気と思ったら、どうやら普通の会社や個人のお店じゃないようで。「SHIBUYA COFFEE PROJECT」という、コーヒーを通して渋谷区を活性化するプロジェクトの一環だとか。そしてこのプロジェクトを進めているのは渋谷区が出資している会社。ということはつまり、わたしが払った住民税でオープンしたカフェってことよね。それってもう、わたしのカフェってことよね。そうよね。
and C
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-22-4 吹上ビル1階
営業時間:8:00-18:00(月-金)/10:00-18:00(土祝)
※最新の営業時間はお店にご確認ください。
https://and-c-cafe.themedia.jp