日本人がいない。公用語は英語。ここは、まさに外国。アメリカ人オーナーが営むサンフランシスコスタイルのサンドイッチが食べられる「Harry’s Sandwich Company」。
異国のようで日本のようで異国。
Google mapに騙されたかと思うほど、不安になる入り口。勇気を出して、細くて急な階段を上がるとちゃんとあります、民家のような玄関が。誰かのおうちがこういう感じだったような、なんだか懐かしいつくり。ゆえにホッとします。そして何よりこの隠れ家感、グッとくる。
椅子は和食か中華のお店ような、アジアの雰囲気。一方で、壁には野球やケーブルカーなど、サンフランシスコを思わせる飾り物が。アジアとアメリカがミックスされた不思議な空間。
店員さんもお客さんももれなく全員外国人。とびかう言語はぜんぶ英語。ホールの若い男の子だけ日本語ペラペラなので、オーダーには困らず一安心。
カフェではなくバー
今さらながら、カフェではなくバーです。がっつりバーカウンターがあります。そもそもコーヒーを飲みに行くお店ではないのでしょうけど、サンドイッチ狂たるもの、サンドイッチと名のつくお店とあらば行かないわけにいきませんで。それにしてもお酒のお供にサンドイッチって、日本では意外と珍しいのでは。ハンバーガーとビールはよく聞くのに、不思議。
音を楽しむ待ち時間
キッチンの中には、かっぷくがよくて、くりっとかわいい( 失礼? )オーナーの姿。そこから聞こえてくるのは、ジュワジュワという鉄板焼きの音、まな板の上でお肉か何かを叩く音( なかなか激しい )、たまに陽気な笑い声。サンドイッチが出てくるのはまあまあ遅めなのだけど、急いでいなければとっても心地のいい時間。出来あえをただ挟んだだけのサンドイッチじゃないことが、耳から伝わってきます。
焼きたてBBQサンドイッチ
こちらのお店で人気という、グリルドポークのサンドイッチを。
Pork Cubano (ポーク・キュバーノ) ¥1,300
鉄板の上で焼き上がったばかりのグリルドポークとハム、マスタード、ピクルス。
パンチ効いてます。アメリカ的な、彩度の高い粒マスタードと大量のピクルス。辛みと甘酸っぱさが鼻を直撃する、ガツンとした味。ポークとハムも負けじとペッパーしっかり。ああ、ビールが飲みたい。
パンは軽くてサクサク。いい音しちゃう。
一方、サイズは日本仕様。お値段に対しては正直小さいかも。アメリカサイズを求める人は、プラス¥600で特大に変更できます。わたくしはその額に踏み切れず。
コーヒー ¥400
熱々で、おいしい。おいしいのですけど。前述のとおり、ここではクラフトビールがきっとおすすめ。もしくはホールの男の子がおすすめしてくれた自家製ジンジャエール。このブログに載せるにあたりコーヒーを頼まなければという謎のプライドがわたくしを狂わせました。
コスパはオーダー次第
TOTAL¥1,700。付け合わせもドリンクセットもないだけに、ランチとしてのコスパは正直よろしくないかと。やっぱりビールで酔いと満腹感があれば違ったはず。
ランチで利用する場合、お昼から営業しているのは金〜日曜日までの3日のみなのでご注意を。(※最新の営業時間はお店にご確認ください。)
次は必ずビールを飲むと心に決めてお店をあとに。それから、自家製ミートボールのサンドイッチも。仕込んでいるところが見えて、とっても美味しそうでした。楽しみ方がまだまだ模索できそうなお店です。
Harry’s Sandwich Company
東京都渋谷区神宮前5-11-13 Esperanza Omotesando 2F
営業時間:16:00-22:00(水木)/12:00-23:00(金土)/12:00-22:00(日)
※最新の営業時間は公式Instagramでご確認ください。
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