もはや旅館。
2019年12月に移転する前は、“茶室”がコンセプトのこぢんまりしたカフェだったはず。そのこだわりが詰まった小さなスペースが大幅にスケールアップしたら、もはや旅館。
お食事は上品に。
フードは充実。食事系はサンドイッチが4種。実物を展示してくれているので裏切られることもなし。写真が昭和のファミレスみたいになってしまったけども、実際はおしゃれなディスプレイです。人気メニューはアボカドトーストだった気がするけど、むっちり好きはバゲットのサイドイッチに。
パリジャンサンド ¥900
バゲットの中にハムとチーズとマスタード。シンプル。具の量はちょっぴり少なめで、全体的に優しめのお味。チーズだけはもう少し盛ってくれたら喜んだかも。パンはバゲットにしては皮が柔らかめで、優しいお味とマッチしてます。
パンはすべて渋谷の「パン・オ・スリール」というお店から毎朝フレッシュなものを仕入れているそう。パン屋さんではなくカフェのようで、せっかくのご縁(?)だし今度トライの予定。
付け合わせのキャロットラペとグリーンサラダも同じく薄めの味付け。葉っぱがとっても立派で、ピーン!ってなっちゃって捕まえるのに苦労しました。笑
カフェラテ ¥750
談話室滝沢(笑)ばりのお値段。豆乳かアーモンドミルクにカスタマイズしようものなら+150円でもはやサンドイッチと同額。お味のほどは、特に目立った主張はないけどそれが良い。と思えるパターン。豆はオリジナルで焙煎しているとのこと。買うこともできます。
Total ¥1,650
セット価格はなし。全体的な値段もお高めだけど、この場所、このスケール、この接客(すばらしい)なので不満はございません。ちなみに、インスタでよく見るキツネ型のサブレは¥400。ドリンクだけの日は良いかもですね、映えのために。
提供はとてもスムーズ。え、ちゃんと焼いた?ってくらいすぐ来ます。それでもしっかり熱々でやってくるのでご安心を。私の胃袋サイズには正直食べ応えはあんまりないけれど、この美しくて繊細な空間でがっつりお肉のサンドイッチをバリバリかじる感じでもでもないし、カフェ全体の雰囲気としてとてもまとまってました。
お仕事禁止令。
一番の魅力はやっぱり店内の美しさと、その空間でゆっくりできること。ゆえにお仕事禁止令、出てます。テーブルにこのマーク。Wi-Fiもございません。
仕事なんてしてないで、時間を忘れてこの空間をお楽しみあれ。と言われているよう。おっしゃる通り。旅館ですもの。