2020年にオープンした、北参道の中ではわりと新しいお店。駅からチョチョイの、アクセスのいい場所にあります。店内に見える、まあるい照明が目をひくおしゃれカフェ。北参道でよく行くお店TOP3に入るお気に入り。
逆輸入カフェ
コーヒーのメッカ、オーストラリアのメルボルンから上陸した「CIBI」。「チビ」と読みます。なんてかわいいお名前。それもそのはず、メルボルンでお店を始めたのは日本人だそうで、“ちっちゃい頃の純粋で好奇心に溢れた気持ちを呼び起こすような場所”という意味がこめられているそう。素敵ね。
悔しくも(?) 、日本の1号店は千駄木。このかたより系カフェブログではまったく出てこないエリア。2号店にあたるこの「CIBI corner store Kitasando」は、東京下町とメルボルンが混ざり合った、ちょっと面白い雰囲気です。
とはいえカフェじゃない
おCIBIさんが言うには、ここは「コンセプトストア」だと。お店には、コーヒーとフード以外にも、食生活を素敵にするアイテムが揃っています。これがまたときめくセレクトで。
食器やらキッチンツールはすべて和の名品、職人の技が光るものばかり。下町の空気はここから漂ってくる様子。そしてオリジナルグッズは、そもそもロゴがかわいいから何をやってもアリ。トートバッグ本気で愛用してます。前通る時ちょっと照れるけれども。
自家製サワードウ!
ここの自家製パンがおいしい、ということを道ゆくひと全員に伝えたい。サワードウという天然酵母のライ麦パンで、ほんのり酸味。アマニ、ひまわりの種、ごまが練り込まれて心地よい歯応えと香ばしさ。サンドイッチに使われています。
サラミサンドイッチ ¥950
作り置きがそのまま出てくる常温のサンドイッチなんだけど、ちゃんともっちり。ホットじゃなくても許せるサンドイッチは本当にパンにこだわっているお店のみ!と言う持論は揺らがず。
中身はサラミ、チーズ、ルッコラ(この日はベビーリーフもMIX)。粒マスダードがビシっと効いてて、さらに酸味UP。そこにサラミのまったり感、ルッコラの苦味とチーズのコク。完全に大人の味。つまり好き。
フラットホワイト ¥430
オーストラリアが本店とあらば、ドリンクはあちらで定番のフラットホワイトもしくはロングブラックいくしかないでしょう。
フラットホワイトらしい繊細で滑らかな表面。逆にフラットホワイトにしてはエスプレッソ控えめ。スッキリした香りで飲み心地の軽い1杯でした。エスプレッソの強さで言ったら「BiRd & rUbY」のトールラテのほうが強いかも。
そういえば常連らしきお兄さんがエスプレッソダブルをキメててかっこよかったなあ。いつかそこまでのコーヒー上級者になりたいものです。そしてエスプレッソを飲みに来るお客さんがいるって、本当においしいカフェの証拠。
景色はオーケー
カウンターから見える景色は、激安スーパー「オーケーストア」。それは北参道の台所。地元の人々がお買い物袋を片手に出入りする姿を見ながら、あの家のパパ酒豪なんだなとか、あのひと筋トレ命なんだなとか、そんなことを考えるゆるーい時間が過ごせます。この街のリアルが一番見える場所、とも言えるある意味好立地。かな。
CIBI corner store Kitasando
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-14-10
営業時間:平日 8:30-16:30/土日祝 9:00-17:00
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