北参道「Pho 321 noodle bar」／北参道のベトナム食堂。

2021 11/16

2021年11月16日

海外旅行はまだまだ気軽には行けない日々。しびれを切らしたわたくしは、北参道のベトナムへ。片道5分のランチトリップ。

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おしゃれ食堂

「Pho 321 noodle bar」の名の通り、ベトナムフォーのお店です。しかしただのベトナムではございません。“カリフォルニアにあるベトナム料理屋”がコンセプト。なんとも複雑。要は、洗練されつつも地元感のある食堂、て感じなのです。

フォーがメインのお店なので、もちろんいつもは迷わずフォー。ですがこの日こころに決めていたのはバインミー。それは、こんな感じでひっそりとケースの上に置いてある存在。

絆バインミー

紙に包まれていたから、カジュアルにそのままあっためて出してくれるのかと思いきや、きちんとデリ付きのプレートで登場。もともとお野菜たっぷりのバインミーに、さらにお野菜のデリが2品も。ありがたい、ありがたすぎる。

バインミープレート ¥900

バインミーは週替わり。レバーパテとなます、という一般的なバインミーとは違う完全オリジナルスタイル。食材たちがどこのファームからきたか、メニューにもインスタにも愛情を込めて紹介されている、いわば絆バインミー。

この週はハーブのソーセージバインミー。鹿児島のファームから届いたさわやかなハーブソーセージに、さらにパクチー・ミント・タデの香草たち。さらにライムの薄切りも。これはもう、モテてモテて困るレベルのさわやかさ。とはいえソーセージがジューシーで食べごたえあり、なますは酸味やさしめで喧嘩せず。すばらしきバランス。

そして注目はパン。バインミーといえば軽くてサクサクのイメージだけど、こちらはクタッとしっとりのやわらかパン。徳島の農場の特製ドックパンだとか。

デリがすべてを物語る

そしてお野菜のデリ。これがもう、このお店のすべてを物語っているのではないかと。食べたことのない食材や面白い組み合わせで楽しいわ楽しいわ。夢中でお姉さんに質問してしまうほど。

いろいろ野菜のナムル (写真左): れんこん、しいたけ、レタス、にんじん、ちんげん菜。野菜の歯ごたえを残しつつ、レモングラスとラー油で和えたさっぱり系ナムル。バインミーのなますと優しさの度合いが同じで、お店のカラーを確信するお味。
水菜とチャーテのココナッツおかかサラダ (写真右): これが結構忘れられないレベル。チャーテというのが瓜の一種で、沖縄ではメジャーらしいのだけど、そもそも名前が何度聞いても聞き取れないところからの初体験。このチャーテのほんのりの苦味と、ココナッツとチーズのまろやかさの組み合わせが新鮮。と思ったら、スリランカでは一般的な組み合わせだとか。いろんな国の要素がMIXされたところに、日本人を安心させるおかかの味が。ほっとするわあ。