新宿「BOOK & BED」白黒つけたい。

インスタパトロールで発見したモノトーンカフェ。フードとドリンクが全部ブラックという、なんと絵になるコンセプト。映え目当てカフェといえば原宿あたりかと思いきや、新宿だなんてそんなバカな。歌舞伎町だなんてそんなバカな。無礼は承知で、ここが歌舞伎町ですかと疑うモダンっぷり。

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モノトーンがコンセプト

ドリンクもフードも、カトラリーまでブラック。モノトーンインスタをやっている人には垂涎もの。誰が撮ってもおしゃれに写るってことが、今の時代に重要なのね。

まわりは写真目当ての女の子たち(とたまにカップル)。年齢層はかなり若めです。中にはお洋服をモノトーンで揃えてきている子たちもいて尊敬。こちらはド赤。たぶん、歌舞伎町のテンションに合わせました。無意識に。

アクセントカラーは

フードのメインは黒いパンのサンドイッチ。いつもわたくしが好き好き言ってる胚芽系の黒いパンとはワケが違う、ガチの黒いやつです。炭のやつです。サンドイッチの具材には、黒いパンとの対比がかっこいい、ビビットな色の食材がセレクトされています。

エッグサンド ¥1,100

これは、築地の場外市場で厚焼き卵が串に刺さって売られていたのを見たとき以来の衝撃。厚焼き卵のプレゼンテーションは自由なんだ!という、感動。そしてたぶんこれ、全然人気ない。インスタにも食べログにも全然出てこない。お店の定番メニューなのに。みんないちごサンドばっかり!女子っぽいものばっかり!わたくし的には、このエッグサンドが一番見た目イケてると思うのだけど。黒と黄色のしましま、モダンでかっこいいじゃない。

具材は厚焼きたまご、チーズ、レタス、マスタード。たまごは甘いやつじゃなくて、しょっぱいタイプ。ちょっとだけね。卵5個くらい入ってんじゃないかくらいの厚焼きです。

ここはペーパーも黒であってほしかった。

ブラックマキアート ¥660

頭が完全に映えモードになっていたので、迷わずモノトーンの層になってるこちらをオーダー。ポッキー乗ってます。(ポッキーに歌舞伎町を感じる世代) いつもだったら絶対飲まない類のドリンクなのだけど、完全に見た目セレクトで。

しかし写真重視するにしても、エッグサンドと撮るなら絶対に真っ黒なブラックラテの方がよかったはず。痛恨のスタイリングミス。シンプルに黒いドリンクの方が、パキッとモダンな感じでたよねきっと。

実はホステル

実はこちらのカフェ、ホステルに併設のカフェ。「泊まれる本屋」のキャッチフレーズで話題です。本を読みながら気づいたら寝ちゃった、が体験できるとか。歌舞伎町は寝る間も惜しんで飲みたい人の街じゃなかったの?もう、全然ついていけない。

カフェの奥には、宿泊客専用ゾーンがガラス越しに見えます。赤がキーカラーの内装で、一般客サイドとは全然違う様子。本がいっぱいあって、これまた映えそうな感じ。

マルチカラーの街で

全面ガラス張りのとっても開放的な空間。なんだけど、カフェがあるのは歌舞伎町ど真ん中のビルの8階。外の景色はなかなか雑多。もう、歌舞伎町全開。それにより、お店のモノトーン感は余裕でかき消されております。インスタ上の印象とは、なかなかの別モノ。ここに辿り着くまでには、お酒片手に座り込む人や裸で寝てる人の脇を通り過ぎてきたわけで。ガラス張りなら、まあそうなるよね。

グレーでもいい

正直なところ、映えだけのカフェかと思ってちょっとお遊び的な気分でおりました。が、フードもドリンクもちゃんと丁寧で好印象。それゆえに、本当にかっこいい写真が撮れます。一方で内装は木材がメインだったり、外の景色が賑やかだったりで、実際のモダンさは正直ない。ここがちょっと、中途半端でグレーな感じ。しかしながらこの時代、写真よければすべてよし!インスタよければすべてよし!

やっぱりドリンクはブラックラテにすべきだった。。

BOOK & BED
東京都新宿区歌舞伎町1−27−5 歌舞伎町APMビル8階
営業時間:12:00-24:00
※最新の営業時間はお店にご確認ください。
https://bookandbedtokyo.com/ja/shinjuku

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