駅のコーヒースタンドでこのクオリティ。
人通りの多い場所で、店内まる見え。あんまり入りたくない環境なんだけど、それでもここのコーヒー飲みたさに吸い込まれてしまう魔のスポット。
知らずにフラっと立ち寄ると、わからないメニューがたくさんあって、出てくるコーヒーが異様においしくて、ええとごめんなさいそんなつもりじゃなかったんです、ってなりますたぶん。
すごいのが、適当なバイトとかいないこと。スタッフひとりひとりがしっかりコーヒーの知識や考えを持っていて、相談や質問にもプロの返しをしてくれます。もう、ビックカメラ。これが新宿クオリティ。
誇り高きお値段。
アイスラテ (オーツミルクに変更) ¥820
オーツミルクのオプション＋160円は過去最高額。近しい価格のカフェでは「Cafe Kitsune」があるけれど、こちらは広い店内で長居前提のゆったりカフェ。ちなみにオーツミルクのブランドも同じく「マイナーフィギュアズ」でした。同じオーツミルクを使ってても＋50円のお店はたくさんあるがと思いつつ、これはもはやミルク代じゃなくてミルクにかける思い代、と解釈。こだわりにお金の糸目は付けないわ、ていう。
そんな思いとお金をかけてオーツミルクにしたのですけどね、完全にミスジャッジです。一緒に食べたサンドイッチと合わない合わない。なぜ今日に限って独断で選んでしまったのかしら。
レッドホットツナサンド ¥990
チキンじゃないレッドホット。カーネルじゃないレッドホット。カフェサンドイッチ界にしては、容赦なく辛くてすばらしい。マヨこってりなところに、たまねぎがいい仕事してます。もっと入ってくれててもよかったけども。パンは表面が極厚のパリパリ、中はくたくたで好みどストレート。サンドイッチのパンとワッフルはVERVEオリジナルだそう。
スパイシーなものを食べたあとは、ミルキーなもの食べたくなるじゃない。インド人も、カレーのあとマンゴーラッシーじゃない(イメージ)。このサンドイッチのお供にすべきは、間違いなくホールミルクのラテでした。もったり感、欲してます。
Total ¥1,810
平日13時半というドンピシャのランチタイムにセット価格なしなのもプライドの証、てことで。ルミネカードでせめて5%OFF。そうですここは住所(?)的にはNEWomanの中、ルミ姉の縄張り。
カフェ文化の理想系
気軽なのに、本気。この不思議なアンバランス感が楽しくも恐ろしいコーヒースタンド。一方で、このくらい気軽に、ハイレベルなコーヒーを当たり前に楽しむ文化であってほしい、とも思ったり。チェーン店やコンビニで安くて美味しいコーヒーが飲めるけれど、一歩も二歩も踏み込んだこだわりのコーヒーにそれ相応のお金を払う。それが普通の世の中になったら素敵かも。
VERVE COFFEE ROASTERS -Shinjuku-
東京都渋谷区千駄ケ谷5-24-55 NEWoman新宿 2F
営業時間：7:00-21:00
